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アロマショップ店長の奮闘記。  (アロマオイル販売店アロマキュア)

カテゴリ:アロマの歴史( 8 )

スピリチュアルアロマについて考える その2

前回のつづき。


アロマテラピーの効果は、植物から抽出される精油によって得られます。
精油には植物の有効成分が凝縮されているので、
心身に有益な作用を与えてくれるのです。

そのため、この仕組みを熱心に研究されている方には、
アロマテラピーをより感覚的なものにする"スピリチュアルな考え"を
敬遠される方が多いのです。

ただでさえ伝えづらいアロマテラピー効果を
理論的に表現したい方にとって、漠然としたとらえ方は
必要ないというわけですね。


しかし突き詰めると、アロマテラピーの起源は
スピリチュアルそのものです。

古代エジプト人からアメリカ先住民まで、
芳香植物を神聖なるものと考え、体を清めたり、
精神を浄化したり、神に捧げたりしています。

これは感覚的な使い方の極みで超自然的(スピリチュアル)ですが、
このような歴史にはとてもロマンを感じますね。

これを否定する人はいないのに、
なぜかスピリチュアルなアロマを敬遠する方が
多いのには原因があります。

あくまでも私的な考えですが、
それはスピリチュアルのイメージが

"すっかり個人能力的なものになってしまったから"

だと思うんです。


ブームはどうしても人工的な安っぽさを作ってしまうんですね。


おわり。


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by aromacure | 2010-03-26 19:01 | アロマの歴史

蒸留の魅力。

ほとんどのエッセンシャルオイルは蒸留によって抽出されます。

この技術は歴史も古く、蒸留器は単純な構造をしています。
精油が生まれた過程には、錬金術との関連があります。
蒸留というと、世間で知られているのは精油ではなくて、「お酒」。


先月、サントリーの白州蒸留所に行ってきました。
モルトウイスキーが作られている場所で、
水も空気もきれいな自然に囲まれています。

仕込から蒸溜の流れ、貯蔵庫を見学してきました。

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ウイスキーづくりは、原料からどれだけ上質な香味成分を取り出すかに
注力しています。ワイン同様、香りも重視しているのですね。

原料が自然の恵みというところは、精油も同じ。
品質はその年の気候や土壌に大きく左右されます。

お酒と精油の最大の違いは、蒸留したものを寝かせるところにあります。

蒸留後、加工する必要のない(加工してはいけない)精油は、
そのまま市場に流れるだけですが、お酒はそうはいきません。

オークの樽に詰めた後、何年も寝かせることで熟成され、
まろやかな風味になります。

熟成のメカニズムは完全に解明されていないことを考えると、
品質のいいお酒づくりとは、原料栽培から含めて気の遠くなる作業ですね。


最後に寄ってみた博物館では、レトロな蒸留器が!
こんなの見てるとワクワクしてきます。


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by aromacure | 2009-12-02 14:39 | アロマの歴史

アロマとミルラとミイラ 完結編

前回のつづき。


永遠の命を求めて、
古代エジプト人が作り上げた技術。


「アロマテラピー」。


ではなくて「ミイラ」。


どんな結末をむかえたかというと、
ギリシャ・ローマに侵攻された際、
金銀財宝ともに祀られていたミイラの墓は荒らされ放題。

その際、財宝とともに、ミイラ本体まで
ヨーロッパに持ち帰られました。

現在、ミイラは過去の貴重な歴史財産とされてますが、
当時は売り買いされて、かなり雑に扱われてたようです。
そのため、保存状態がよいものが、ほとんど残っていないのです。

ミイラは長寿の薬として、粉にして飲まれたそうですよ。

なんとも恐れ知らずな。



一方、ミイラの語源となったといわれるミルラですが、
語源はアラビア語の「苦い」からきています。

精油の香りにも苦みがあります。

この樹脂は遺体の防腐処理や化粧品にも使われていましたが、
古代エジプト人だけが活用していたわけではありません。

古代ギリシャ人は傷を治す軟膏として使っていたり、
インドのアーユルヴェーダ医学では心臓病の治療に用いられたりと、
各国で重宝されていたのです。


そんな貴重な芳香物質を、古代エジプト人は死者のために、
ふんだんに使っていたのです。
死者を慎む想いが伝わりますね。



ちなみに、図書館のミイラ本ですが、
薄気味悪かったので、借りてきませんでした。

ですから、記憶を頼りに書いてます。
間違ってたらごめんなさい。



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本当に偶然なのですが、
うまい具合にいいものを見つけました。

上野美術館で開催中の「トリノ・エジプト展」。


先週末、早速見に行ってきました。

巨大な石像や、石碑に刻まれたヒエログリフ、パピルス文書に、
包帯ぐるぐる巻きのミイラが一体いましたね。
ミイラが入る棺や抜き取った臓器を入れる壺も見てきました。
実物が見られるなんて本当にラッキーです。

眺めていると古代のロマンを感じてワクワクしてきますね!


旅に行きたい。



おわり。
by aromacure | 2009-09-02 17:37 | アロマの歴史

アロマとミルラとミイラ2

前回のつづき。


図書館で、たまたま見つけたミイラの本。
アロマテラピーの歴史が埋もれているはずだと、
パラパラ読んできました。


ミイラづくりの技術ができる前、
古代エジプト人は、死者を吸水性のよい砂漠に
埋葬していたようです。

文明が発展すると、王族では永遠の魂を求めるようになり、
身分の高いものの埋葬をやめ、
保存してみようということで、
ミイラづくりの発想が生まれました。


砂漠地帯での遺体の保存は、相当困難を極めたようです。
当然、すぐに腐敗してしまうんですね。

試行錯誤しながら、
ミイラの作り方が完成しました。

心臓以外の内臓を取り出し、
そこにミルラなどを詰めるわけです。


古代エジプト人は、脳よりも心臓を
大切な臓器と考えていました。
脳は単に鼻水を作る臓器と思われていたようです。
ミイラを作るときには、スプーンみたいなので、
鼻の穴から脳をほじくりだしてたようです。

気持ち悪くてごめんなさい。


最後は包帯でぐるぐる巻きにし、
香油を塗られ、棺に入れられます。


この香油については「良い香りをつけるため」、
ということしか書いありませんでしたが、
ベースはオリーブ油やヒマシ油で、
体を清めたり、防腐や防臭を目的をしていたと
思われます。


その昔、ミルラやシダーウッドがミイラの防腐剤として
使われてたと漠然といわれていますが、
具体的な使い方としては、遺体から内臓を取り出し、
植物の入った袋を体内に詰めたり、仕上げに香油として
塗られていたというわけですね。



引き続き、ミイラ話をミイラ好きのみなさんに、
お伝えしようと思います。


つづく。
by aromacure | 2009-08-31 17:35 | アロマの歴史

アロマとミルラとミイラ

アロマテラピーのルーツをたどると、
必ず古代エジプトの話が出てきます。

芳香植物は、ミイラを作るときの
防腐剤として使われていたなんて
話が紹介されるのです。


これは呪術的な考えで行われたのではありません。

例えば、食用の肉類を保存するのに、
ローズマリーなどのハーブが効果的、
というような感じです。


ミイラの防腐剤としてはミルラシダーウッドが使われていました。
なんせミイラの語源はミルラからきているとのこと。
アロマテラピーのルーツ話として有名です。

ただし、これは憶測のようで、
真実かどうかは分かっていません。


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先日、図書館に行ったら、
なんと、ミイラの本があるではありませんか。

パラパラめくっていると、
リアルなミイラの写真がたくさん掲載してあり、
作り方までご丁寧に紹介してありました。
不気味だったのですが、軽く読んできました。


つづく。



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by aromacure | 2009-08-28 15:30 | アロマの歴史

神聖なアロマ。

映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で、
ひとりのインディアンが遠くに見える煙を見て、

「火を焚いてあんなに煙を出すのはぜったいに白人だ!
 自分たちの土地に煙をあげられてるのを見て黙っちゃいられないぜ!」


と言って、仲間の制止を振り切り、
突撃する場面があります。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


古代エジプトから、煙は神に捧げる神聖なものでした。
香りとともに天に捧げたのです。

そのため、香りや香料を表す「Parfume(パフューム)」は、
ラテン語の「煙を通す」が語源になっています。


ここで、ひとつギモンが。

スペインやフランス、イギリスなどの欧州勢が、
アメリカにこの文化を伝えたのならしっくりくるのですが、
コロンブスがアメリカ大陸を発見する2万年前から住んでたといわれる
ネイティブアメリカンまでもが煙を神聖ものとして考えていたのは、
ちょっと不思議に思います。


それで調べてみると、古代エジプト人に負けず劣らず、
煙はインディアンにとって、相当重要だったようです。
スマッジングという立派な風習がありました。


ホワイトセージやスイートグラス(レモングラスみたいなイネ科の植物)、
ジュニパー(液果じゃありません。)などのハーブの束を燻り、
人や物、空間を浄化したとのこと。


ここでの浄化とは、現代のアロマテラピーのように、
殺菌して清浄化するというよりは、
もっとスピリチュアルな意味をもっていたようです。



どんな国でも、火を使うことができるのは人間だけですし、
煙は香りと一緒に天に昇りますから、
遠く離れた世界でも、発想は近くなるようですね。
by aromacure | 2009-08-20 18:39 | アロマの歴史

あぶないアロマ。

最近、テレビをつけると、
どこもかしこも同じテーマで盛り上がってます。

香りを吸い込んでハイとなるというお話。

残念ながらアロマの話題じゃありません。


アロマテラピーの歴史は2つに分かれます。

ひとつは、芳香植物から精油を蒸留する技術が生まれ、
科学的になった芳香療法。
アロマテラピーは、精油を使うことが前提ですので、
みなさんが活用されているのは、こちらの近代的な手法です。


順序が逆になりますが、もうひとつは古代での芳香植物の活用法。
アロマテラピーなんて言葉が生まれるずっと昔の話です。

この時代には、植物にどういった成分が含まれ、
どのような香りを放ち、どんな働きがあるかなどの分析はできません。

植物をあぶったり、噛んだりすることで、
それが自分たちに、どんな働きをもたらすかということを、
自らの体験とし、蓄積してきました。

他の民間療法と同様、経験的に受け継がれてきたのです。


気分を高揚させるすべての植物は重宝されましたが、
そのなかでは、ハイになりすぎて事件を起こしたり、
中毒になったりする人々もたくさん現れました。

そんなことを繰り返してるうちに、
部族では植物の薬効、毒性が分かるようになり、受け継がれ、
麻薬性はアヘン戦争で全世界に知れ渡りました。

今日では、

「悪魔の葉っぱはいけませんよ。」

ということは常識(法律)になってます。

しかし、現代の日本にもこの魔の手が蔓延してます。


どんな人でも、軽い好奇心から、
悪魔の階段に踏みいれます。

周りの人にも責任があります。


学生、社会人、有名人に関わらず、
その前に訪れるべき場所があるということを、
知っておくべきなのです。



その場所とは・・



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    ~ 楽しいアロマライフの入口 ~ 
「はじめての方にもとことんやさしい アロマキュア」
by aromacure | 2009-08-13 18:17 | アロマの歴史

神聖なるローズマリー。

今年は昨年より早い梅雨入りだそうです。
健康状態が、天気に左右されるのは植物も同じ。

ローズマリーは暑さにも寒さにも弱いようです。
青い花を咲かせる低木の植物です。

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デリケートな植物ですが、中世からのエピソードは
本当に多いんです。


冠婚葬祭などの儀式に使われていたり、
ハンガリーウォーターの成分として使われてたり、
ハムレットのような文学にもたびたび登場しています。


なかでもキリストにまつわる話が多いので、
いくつか簡単に挙げてみます。


元々、白い花を咲かせていたローズマリー。
きれいな青色になったのは、聖母マリアが、
青色マントをローズマリーの枝にかけてから。


聖母マリアが幼いキリストの衣類をローズマリーの枝にかけて
乾かしていたら独特な香りを放つようになった。


ローズマリーはキリストの身長よりは高く育たない。


キリストが磔にされたのは33歳のときだから、
ローズマリーは33年たつと成長しない。


などなど。

ローズマリーはキリスト降誕のシンボルとなっています。


そんな神聖なる植物から抽出されたエッセンシャルオイル。
この香りは、あなたの未知なる才能を開かせるかもしれません。

大切なお子様に、親の価値観を無理やり押し付け、
学習塾に通わせるよりは、ローズマリーを1本与えたほうが、
本人のためになるかもしれません。


ぜひ、一家に1本、ローズマリーを備えておいてください。


33歳以降、なんにも成長しなかったりして。
by aromacure | 2009-06-10 18:38 | アロマの歴史



アロマテラピーショップ店長、アロマオイルの香りに包まれながら日々奮闘してます。http://aromacure.net
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